シンセ、ドラム、エレピ、木琴、鉄琴など様々な楽器を自ら演奏して作ったこの手作り感がいいですね。
凝りまくって奇抜にも思えるサウンドは面白くて聴きごたえがあるし、
どこか素っ頓狂というか、ヘンテコなんだけどそれでもキャッチーに感じる不思議なメロディも楽しい。
いわゆるフリッパーズギター的なボーイッシュな歌声がうまくハマって無邪気な世界観が出来上がっている。
ただ、最後の18分あるインストの大作の意義がわからない。なんだろう、これ。
即興っぽいような音の作り方で、物語性がある展開に思えるような、気のせいのような……ただの若気の至り?
こういうのも含め、当時若者だったHARCOのやりたいこと全部詰め込んだ感のあるアルバムだと思います。